To enjoy safelyアロマテラピーを安全に楽しむために
01精油を扱う際の注意点について
1.原液は直接肌につけない。つける時は希釈する。
皮膚に使用するにはエッセンシャルオイルは高濃度ですので、刺激が強すぎてしまいます。
肌につける時には、キャリアオイルで希釈して(うすめて)使用してください。
目、唇、肛門などの粘膜には、希釈したものでも絶対に使わないで下さい。
誤ってついてしまった場合は、石けんを使用せず、大量の水で30秒以上良く洗い、赤み、刺激、発疹などが出た場合はすぐに医師の診察を受けてください。
2.肌につける前に、パッチテストを行う。
肌につける前に、キャリアオイルで希釈したものであらかじめパッチテストを行ってください。
異常が生じた場合は、使用を中止してください。
3.エッセンシャルオイル(精油)は、飲まない。
現在の日本では内服は推奨されていません。
エッセンシャルオイル(精油)は、希釈したものでも飲まないで下さい。
万一飲み込んでしまった場合は、吐かせず、大量の水でうがいし、医師の診察を受けてください。
4.火のそばでは使わない。
エッセンシャルオイル(精油)は、オイル(油)です。
引火することがありますので、火のそばでは使わないで下さい。
また発火の恐れがありますので、エッセンシャルオイル(精油)がついたままのタオルを乾燥機にかけないように注意しましょう。
5.子供やペットの手の届かないところに保管する。
誤って飲んだり、つけてしまったりしないよう十分に注意してください。
02使用に注意の必要な対象者について
妊産婦
リラクゼーションが大切な妊産婦にとってアロマテラピーは有効なツールですが、エッセンシャルオイル(精油)の
種類によっては、使用を避けた方が良いものもあります。
使用する場合は医師や経験を積んだ専門家などに相談するなど、十分に注意してご使用下さい。
乳幼児
3歳未満の乳幼児には、芳香浴以外は行わないようにして下さい。
3歳以上の幼児については、エッセンシャルオイル(精油)を使う量を成人の1/10から1/2までとし、注意して使用して下さい。
お年寄りや既往歴のある方
エッセンシャルオイル(精油)を使う量を半分程度から試してお使い下さい。
病気をお持ちの方や病歴のある方は、エッセンシャルオイル(精油)の種類によっては、使用を避けた方が良いものもありますので、確認の上、十分注意してご使用下さい。
03保管上の注意
容器
遮光性のガラス瓶が最適です。蓋をしっかりと閉めて保管しましょう。
エッセンシャルオイル(精油)種類によっては、プラスティックを溶かしてしまうものもありますので、プラスティックやポリエチレンの容器は避けて下さい。
場所
直射日光と湿気を避け、冷暗所に保管して下さい。
期間
柑橋系は3ヶ月から半年程度、その他は半年から1年程度とされています。
香りに変化があった場合は使用しないで下さい。
注意すべき精油
高濃度の植物成分の中には、有益な成分もたくさん入っていますが、注意すべき成分もありますので、確認の上、注意してお使い下さい。
皮膚刺激、粘膜刺激
エッセンシャルオイル(精油)の種類によっては、その成分に強い刺激をおこすものがあります。
イランイラン、ジャスミン、ユーカリ、ティートリー、ぺパーミント、ブラックペッパー、メリッサなど
光毒性
特定の精油成分には、肌につけたあと日光(紫外線)にあたると皮膚に炎症を起こすものがあります。
紅斑、色素沈着(シミ)、皮膚炎などの症状があります。
ベルガモット、グレープフルーツ、レモン、ライム、オレンジビターなど
光感作、アレルギー
特定の精油成分で、アレルギー反応が起きることがあります。アレルギー反応は低濃度で起きます。
光毒性と同様に日光にあたったあと、アレルギー反応が現れることがあります。
特にベルガモット等の柑橘系精油に注意が必要です。